「いやだ?もうオーバーなんだからん?」希は、愛想たっぷりの笑顔で島牧の足をたたく。やっと垣根から抜け出した島牧は小枝が刺さった状態で「お前、何するんだよ?バカ力出すなよ」と二人は女子高生の間をぬうように追いかけっこをはじめる。仲の良い二人を見ながらゆっくり歩くあさる…その時凍りつくような視線を感じて、その方向を見る。200メートルくらい離れた校門付近に、どこかの高校生らしい、色白で小柄な少年が立っていた。あさると視線が合うとハッとして消えた。
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