「スキ。」7

ナツキ  2006-12-14投稿
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食後の一時。
少し大きめのソファーに2人。
ナツキはその日の出来事を楽しそうに話す。
玉濱は少し愛しそうに、微笑ましそうに聞く。時には意見し、教えてくれ、共に考える。
研二「そだっ!先生にも意見聞こうよっ」

真也「だな!ナッちゃんも先生の言う事ならきくしナ!男心たるものを語ってやってよ」

玉濱「はっ?男心??」

ナツキは今日あった原田との会話ややり取り、その後3人に言われた言葉を一語一句玉濱に伝えた。

夏希「ね、先生はどう思う?ナツキがおかしい?」

真也「ズバッと言ってやってよ、先生。姫は俺らの言う事聞かんけぇ」

玉濱は少し微笑み、ナツキの頭を優しく撫でる。

玉濱「そっかぁ、『お友達』は初めてだもんなぁ。」

夏希「うん。今までは『付き合って』だったから…ナツキには先生がいるもんっ!
彼氏がいたらお友達もダメなの?先生、ナツキに男のコのお友達いたらイヤ?」

玉濱「そんなことはないゾ!俺、そんなこと言ってないだろ?」

夏希「うん…」

玉濱「つーか。だったらコイツら家入れてやるかっつーのっ」

洋治「確かにぃ」

夏希「だったら!…先生はどう思う?」

玉濱「…いんぢゃねぇの。」

真也「先生、面白がってねぇ?教師らしく指導してやれよっ」

夏希「先生?」

玉濱「何でもかんでも答え教えてたら、身につかんっつーだろ?」

洋治「ぢゃー先生はナッちゃんが他の男と2人で遊びに行ってもえーの?」

玉濱「いーよ。てかお前知らんの?」

洋治「はっ?」

玉濱「お前にもまだチャンスあるってコト!」

洋治「はっ?」

玉濱「俺はナツキを縛り付けとく気はねぇし。ナツキが他の男を好きになるのも自由だろ。」

洋治「何ソレ?先生それでいいん?」

玉濱「いいよ。ただし、ナツキを俺以上に惚れさせれれば…お前が俺を超えれればの話だけどナッ!」

玉濱は嫌味な笑みを浮かべ、洋治に言い放つ。

洋治「……」

玉濱は洋治に見せつけるように、ナツキを抱き締めキスをする。

夏希「もぅっ先生のバカっ」

顔を赤らめたナツキが少し顔をそらす。玉濱の肩に顔を埋めると、頭を撫でられる。



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