久「どうかしたん?」
碓「･･･いや、別に」
久「･･･」
碓「･･･俺、帰るな」
久「え･･･うん。来てくれてありがとう」
碓「おう｡」
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
俺はありがとうなんて言われるようなことしてへん･･･。俺は逃げたんや。変わりすぎたあいつの姿が･･･あいつを見るのが怖かったんや･･･
ガシャン
看「やめてください」
久世？･･･怖い
ｶﾞﾗ
久「うちなんかもう誰にも受け入れてもらえへんのや。好きな人ができても･･･意味なんかない！せやったら死んだ方がマシなんや･･･結局、悠軌も･･･」
碓「久世！」
久「･･･なにしに来たん？」
碓「ごめん･･･｡俺･･･ずっといっしょにおるから･･･ずっと好きやった｡絶対にはなさへんから･･･死ぬなんていうな」
久「･･･ほんまに？」
碓「うん･･･」
今の俺にはこういうことしかできなくて･･･お前を支える手は恐怖でふるえが止まらんかった･･･｡お前の変わりはてた姿を俺は受け入れることができひんかったんや。
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