「ハァ・・ハァ・・ハァ・・ハァ」 俺の名は大平誠。高校2年の普通の学生だ。 ただ今訳あって遅刻しそうで急いでいる。 「後10分・・・間に合うか?」 直線を爆走して角を曲がろうとした時。 「うわ!?」 「きゃあ!??」 同じ角から出てきた女の子に正面衝突した。 「痛ってぇぇぇ」 「いたたたた」 俺は痛みに耐えながら、ぶつかった女の子に手を差し出し、 「大丈夫?」と・・・「うん・・・大・・丈・・夫」 不安げな返事に戸惑う俺だがよく見るとその女の子は年齢10才位で白いロリータ系の服を着ていてお人形のような姿でなんとも愛らしい。 「本当に大丈夫?」 一応確認の為聞いてみたが、その子はすぐに・・・・・・・・・ 「うん!桜坂小雪をなめるなよぅ」 どうやら小雪と言うらしいその子はパタパタと走り去った。 「ヤバ!後3分しかない!」 俺も全力疾走して学校に向かった。 ひとまず確認学校には遅れなかった。 その時は気付きもしなかった。 桜坂小雪との出会いが必然で俗に言う、運命と言うやつだということは・・・・