私が彼の存在を認知したのは23才のときです。しかし彼は私が14才のときからみていました。 わたしは高校生のとき一人の男の子に恋をしいありがちな片想いを満喫していました。彼の名前は誠…いままでわたしの周りにはいなかったかんじの人でわたしはすぐに惹かれはじめました。学生のときは恋をするだけで毎日が楽しくちっぽけなことでも嬉しかったり悲しかったり…いまからおもうとほんと純粋でかわいい姿だったのだなぁと笑ってしまいます。
誠に片想いを満喫していたある日電話が鳴りました…「はい。もしもし…」と出ると受話器のむこうから聞こえてきた声は誠でした。しかしあまりに声が小さく受話器を耳におもいっきりくっつけてもかろうじて聞こえるか聞こえないかの声…わたしの知ってる誠じゃないなぁとおもいつつそれ以上に片想い中の彼からの電話…胸はドキドキ 頭の中真っ白 あまりの嬉しさに何を話したかさえ覚えてなくて…でも「付き合ってほしい」…と言った言葉だけ覚えている。
その日から彼氏になった。そう誠との出逢いが偽りの作られたものとも知らずに…