ｻｸﾗの喝にｸｰﾛﾝはふるふると首を振る
ｸｰﾛﾝ[君らには元々関係ないよ。それに僕は君達を追ってたんだ。殺すなりなんなり好きにしたらいい]
ｸｰﾛﾝが皮肉る
と、ｻﾞｯｸが青をｸｰﾛﾝから引き離す。
ｻﾞｯｸ[もういいじゃんか。本人嫌っていってんだし、関係ない俺らは早く次の街にいこうぜ]
その言葉は青に言ったものか。それとも...
ｸ母[....本当にこれでいいのかい?]
ｸｰﾛﾝ[なにいってんの!いいに決まってるじゃないか]
そう言ったｸｰﾛﾝの横顔は寂しかった
青[帰ると見せかけて今日はここに泊まる!!]
ｻｸﾗ[..はぁ??]
しかしｻﾞｯｸは大賛成と言わんばかりに両手をあげて万歳したｻｸﾗは乗り気でない
ｻｸﾗ[あたし達敵地のど真ん中にいるのよ??そんなとこで寝れるかー!!!!]
ｻｸﾗがキレた
青[だから今晩ｸｰﾛﾝをさらってくんだ!!!]
はぁ??
青以外の２人の声が揃う。なんとも奇天烈な考え方に ついて来れなくなってきている
青[だってｸｰﾛﾝ言ってたじゃん!!
森の中でさ!!]
ｻｸﾗ[それはそうだけどさ...]
それは２日前にさかのぼる
ｸｰﾛﾝ[...これ、食べれるんだよ]
ｸｰﾛﾝが毒々しい紫色をしたキノコを指差す
ｻｸﾗはカブトムシの幼虫ステーキを食べろ! と、言われたみたいな顔をした
青[分かった!!!
..........うまいぞこれ!!!]
青はゆわれるがままその毒々しいキノコを全部食べた
ｻｸﾗはその光景に嫌気が指したらしく
ｸｰﾛﾝに話しかける
ｻｸﾗ[なんでそんなことまで知ってんの??]
と、ｸｰﾛﾝは少し暗くなって
ｸｰﾛﾝ[僕の里にそうゆう仕事をしてるとこがあるんだ。そこで習ってね]
ｻｸﾗ[へぇー、変な仕事ね!!嫌じゃないの??]
ｸｰﾛﾝ[嫌、だよ
でもやらなきゃダメだし。本当はね、首都ルインでやりたいことがあるんだ。
....もう出来ないことだけど...]
ｸｰﾛﾝは暗く、微笑んだ。
これが二日前の会話だった
青[だからｸｰﾛﾝをさらってくんだ]
その後はｻｸﾗも渋々オーケーし、
作戦の決行は
今晩となった
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