クーロンが仕事(暗殺業)を嫌がっていた事実、青たちがひまだった現実が重なって
今晩決行されることになったこの作戦
。ついに夜になった、
青[よっしゃあ!!いっくぜみんな ムガッ!!!]
サクラが青の口を塞ぐ
サクラ《ばか!!もっと静かにしなさいよ!ここは敵地なんだから》
青《わかったよ〜》
ザック《夜は眠たいんだから早くしよう
ぐがっ〜〜〜zZ》
サクラ《ねるなぁ〜〜〜!!!》
そうこうしてる内にクーロンの家の前についた
サクラがこっそりと中を覗く。が、
サクラ《クーロンがいない、》
サクラは手で離れている2人に合図を送った
と、一軒だけ明かりが付いた家があった三人はその家の前にきた、と。
――貴様はいったい何をやっていたんだ???
中から野太いオッサンの声がした
戸の隙間からサクラが、青が。ザックも覗き込む
そこにはハゲたオッサンとオッサンの左右に側近らしき男が2人
そして。
青(クーロンだ!!!)
青は目を見開いた
クーロンはオッサンの前に正座している
クーロン[すみません...次こそは間違わないように――]
クーロンは歯を食いしばって土下座する、
青が飛び出しそうになるのをサクラがかろうじて止める。
今、青とクーロンはたぶん同じ事を思っただろう
オッサン[うるさいっ!!
せっかく働かせてやっていると言うのに...笑わせるな!!]
と!
ドガン!!!
オッサンが頭をさげているクーロンを思い切り蹴飛ばした!!
クーロン[ぐうっ!!]
クーロンはゴロゴロと転がった、床に手をついて立ち上がろうとする。
ボタボタッ
血が床に...
クーロン[...す、いません..]
血を吐きながら
クーロンは立ち上がり、オッサンに近寄る
オッサン[ふん!死に損ないの分際で、ワシに近寄るな!]
それが合図だったかのように、次は側近達が動いた
側近A[ふざけんな!このゲスヤロウ!
死ね!]
ガッ!!バキッ!!
ドサッ
側近達は容赦なくクーロンを痛めつけていく
ドクン...
クーロン[うっ..!げほっげほ!...また発作が...!?]
だんだんと気が遠くなってくる
クーロン(僕は...もうすぐ死ぬのか...)