前回のあらすじ
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クーロンが生き返って
強くなった
青[クーロン!!!お前...ー]
青が嬉しそうにクーロンに駆け寄る
クーロン[僕、本当に生きてるよね...?
ホントに...]
クーロンが自分の手を見て呟く
と、横にいたサクラが
クーロンの肩をポンと叩く
サクラ[生きてるに決まってるじゃない!あたし達の仲間だもん]
サクラが、ね? とクーロンに、青に。ザックに聞くと
ザック[まぁ、一人ぐらい賢くてもいいんじゃねぇの?]
ザックは鞘に刀を納めながら あくびした
青[もちろん仲間だ!]
クーロン[...みんな...
]
しかし、四人は忘れていた
まだ敵が一人残っていることを
オッサン[ふ。ざけるなよ!!!
貴様らの好きにされてたまるかぁーーー!!!]
オッサンはそう叫ぶと
かなり素早い動きであっという間に四人の近くに飛んできた
クーロン[まだ動ける!!?さっき気絶させたのに]
青[...!!!?
サクラは??]
ザック[あ、そういえば居ないな
あのオッサンも...]
三人は顔を見合ってすぐに同じ考えに達した
三人[サクラがさらわれた!!!]
サクラ[ぎゃあぁぁ!!!離してよーーー!!!
こんな高いとこ飛ばないでぇーーー!!!]
サクラはオッサンに抱えられ、
オッサンは家々の屋根をぴょんぴょん飛んでいる
オッサン[黙れ!!
貴様は人質なのだ!
お前をさらったことがバレてもし張が追ってきたら(クーロンの姓は張)
今度こそ殺される!!]
サクラ[じゃあ さらうなよ...]
サクラは呆れてしまった
自分の部下が怖いのか...
と、オッサンが止まった前には見覚えのある影
クーロン[頭領、その人を離してください]
クーロンだった
サクラ(たぶんクーロンは決着をつけるつもりなんだ
この里に
この人に
この暗殺集団に
そして
この里に自分を縛り付けていた
過去の弱い自分に)
クーロンの心は
決まっていた
次回に続く...