一宮市在中のサンタさんへ…?

SHIBA  2006-12-17投稿
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反町はこの寺の住職の息子らしい。
サンタ「なぁ、ソリ!スノーマンって知らないか?」
あだ名をつけるのが好きなサンタは反町を「ソリ」と名付けた。
ソリ「ソリって僕のこと?今初めて会ったばかりなのにあだ名付けられるのアンタが初めてだよ。」
ソリって名付けられて悪くないなとソリは思った。
ソリ「…スノーマンみかけたことあるよ。」
サンタ「マジで!?」
ソリ「僕スノーマンの第一目撃者なんだ。去年の冬の夜、私がコンビニの帰りに黒のシルクハットに白いスェットを着た男が蹲(うずくま)っていてさ、尋ねてみたらその男は立ち上がりなんか意味不明な言葉を発して物凄い速さで走り去った…。そういや昨日の夜、道で幼い女の子と一緒にいたところをみかけたよ。」
サンタは姪のことだと気付いた。スノーマンは実在していた。
ソリ「今からお経詠むんで。」
ソリは掃除を済み、寺の中へいき、お経を詠み始めた。サンタは再び横になりボーッとした。スノーマンを捜すのもそうだけどまずメンバー探しだ。早くしないと雪子は一宮から追放される…。どうしようもできない。サンタは焦ってきた。
するとポクポクポクポクポク……と木魚の音が聞こえた。ソリが木魚を叩いていた。しかし何かがおかしい。リズム感が違う。木魚の音のリズム感がテンポよく気持ちがいい。
「コラァ、聖夜!また変なリズムで叩いておるな!」
住職らしい人が木魚のリズムを聞いて気持ちいいような顔をしながら現れた。ソリの父親らしい。
ソリ「いいじゃん!ちゃんとやってるよ。」
ソリ父「そんなことしておると仏様から罰が当たるぞ!」
ソリ「わかったからあっちいってろよ!お経の邪魔だよ。」
ソリ父「なんだってぇ!!」
親子喧嘩が始めた。いろんな仏具が投げ合い寺の中がめちゃくちゃだった。
サンタ「ソリのやつ、リズム感が合っていいな。」
サンタはソリを仲間にしようと思った。
するとサンタの後ろから黒のシルクハットに白のスェットの男が立っていた。サンタは後ろに人の気配を感じ後ろを向いた。スノーマンだ。
サンタ「スノーマンか!」
スノーマン「%¢∋‰※♂$◇」
と意味不明なことをいい、
スノーマン「…………マ……タ………ア…………ウ………」
スノーマンは走り去った。
サンタ「また会う…?」
サンタは何がなんだか分からなかった。
続く

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