! バキューン! バキューン!
と何発か鳴り響きました。竜馬が裏手に回りますと、
「また、あんたか」
竜馬はウンザリしました。
「うるせー文句あっかー!」
「今度は何しとるの?」
「うるへー! 見りゃわかんだろ!」
茶屋の裏の草むらには不良外人の死体がゴロゴロ転がっていました。
「うわっ。おまえ、やべえことしとるなぁ」
「何いってんだ。今はこれの時代だろ?」
バカ侍は、また、〈バキューン!〉と一発、青空に向かって放ちました。
「アホ。裁判沙汰になったら、ぜってーおまえ負けるよ。今はピストルよりこれの時代さ