恒紀はそれから毎日きた。自分の家でバイトがないときはいつもだ。彼についていろ2わかってきた。彼は噂とは違うこと、クールなふりして熱いこと、AB型で変なとこが多いこと・・・彼の不思議さに、人形だったあたしは次第に感情をとりもどした。そして、そんな彼に気を許してきていた。でも、あたしの傷は深く、いまだに恋愛に関するものをみれなかった。そして、時々死んだ彼氏を思い出して泣いた。人間は不思議なもので、死んだ人間に対しては良い思い出しかでてこない。そんなとき、いつも恒紀は抱き締めてくれた。でも、友達の彼氏・・・あたしは、抱き返すことができなかった。恒紀はいった。「俺が守るから・・・」 続く