クーロン[何も言わずにその人を離してください
あなたはそんな汚いまねをする人じゃないはずだ]
クーロンがじり、と近寄る
オッサンは一歩後ろずさる
と、クーロンは手に持っていた布を、地面に放り投げる
オッサン[...何の真似だ???]
ヒラヒラと白い布が。クーロンのいる屋根から地面にパサリと堕ちる
クーロン[僕はいま武器を捨てました
だから安心してその人を離してください。その間は攻撃しません]
サクラ[ダメっ!!!私はいいから このオッサンを早く倒し...あ"っ...!]
どすっ!
がくっ...
サクラはオッサンに気絶させられた
クーロン[...!!
なんて事を...]
オッサン[殺してはいないだろう!
帰してやる!!
ほれ.取りに来い]
ポーい...
なんとオッサンはサクラを放り投げた
その先は家と家の間の道
クーロン[間に合わない....!]
が、
ずざざざざーーーっ
ぼすっ
青[ナイスキャッチ!!!俺!!]
オッサン[な、なんだとぉ!!!?]
クーロン[はぁ...よかったぁ]
クーロンはホッと胸をなで下ろした
ザック[おいクーロン
俺らは手伝わねー。だからてめーで全部終わらせろ]
ザックが屋根の上に居るクーロンにそれだけ言った
クーロン[うん、ありがとね。]
ザックが青達と去って
その場にはオッサンとクーロンだけが残された
クーロン[さ、これで心おきなく戦えますね頭領]
オッサン[...ええい死に損ないの分際が!!
幽霊のようについてきおって...!]
クーロン[幽霊か...
まぁ幽霊かもね]
クーロンが不適に笑うとオッサンは恐怖を感じた
クーロン[行きます。]
だだんっ!
最初に仕掛けたのはクーロン、
遅れてオッサンも行動に移る
どっ!
ぱしっ
地上でオッサンのパンチをクーロンが両手で止める
クーロン[!!!?]
しかし、逆にクーロンにダメージがあった
パンチのダメージではない、
ドクドクと腹から血が流れる
クーロンが痛い所をみると、鋭い小刀が自分の腹を深く突き刺している