善悪?

森田  2006-12-18投稿
閲覧数[561] 良い投票[0] 悪い投票[0]

校門をくぐり、自分のクラスを目指す。


廊下でざわつく生徒達は、俺に道をゆずるように避けていく。


聡『相変わらず嫌われてんな、お前』


お前いたのか。


赤実『身に覚えがないな』


聡『本気か?今の爽やかな生徒なんてお前を見ただけで絶句して逃げ出したぞ?』


聡『明らかにお前が原因だ』


くそ…素直に否定できねぇ…。


さっさと教室にいこう。


途中、柄の悪い連中と擦れ違うが、俺を睨んでくだけだった。



2―C

我が教室に入る。


朝の教室は何かと騒がしい。


亜裕実『おはよー赤実』

津田亜裕実(つだあゆみ)が雑談の輪から一人外れて俺に挨拶してきた。


赤実『おはようさん』

挨拶を返し机に座る。

聡『おっはよぉ』


亜裕実『あ、聡君いたんだ』


あ、こいつ素で言ってやがる。


聡『いたよいましたよ!てか赤実と並んできたんだから普通分かるでしょ!』


亜裕実『聡君ってなんか透明で澄んでるんだもん』


つまり亜裕実はいなくてもいいと言いたい訳だ。


聡『そりゃ俺の心は澄んでるさ。純粋なのさピュアなのさ』


うわ、意味分かってねぇ。

流石バカ。


担任『HR始めるぞ〜!』

担任が決まり文句を放ちながら入室してきた。


さて、昼寝…否朝寝の時間だ。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 森田 」さんの小説

もっと見る

その他の新着小説

もっと見る

[PR]
★セレブ御用達★
最高級の死海の塩


▲ページトップ