出逢ったのは高校生の時。
高校?年間は一言も会話することなく、ただ歴史の授業で同じクラスになるってだけだった。俺自身も特に意識することはなかった。
大学生になって「女の子とたくさん遊ぶぞー♪♪」なんて友達と笑いながら話してるとき偶然彼女を見た。
驚いたことに、彼女も同じ大学だったわけだ。
「菜緒ちゃーん!」俺と一緒に話をしてた奴が彼女に話しかけに行ったので俺もついて行く。そいつは高校の時から菜緒ちゃんと仲良く、よく一緒にいた。
「久しぶりだねぇ、俺のこと覚えてる?」そいつは言う。
「覚えてるよー。だってまだ?週間経ってないじゃん」菜緒ちゃんは言う。
この何気ない会話、俺は特に不自然には思わなかった。この時は…