オッサン[カーカッカッカッ!!!!!真剣勝負なぞするか!!わしは生き延びて力を手に入れねばならんのだ!!!
貴様に殺されてたまるか!!!]
ズルリと小刀を抜く。クーロンは膝を付いて、崩れた
クーロン[っう...!
相手が武器を捨てたら自分も武器を捨て戦えと教えたのは
....あなただ...]
クーロンは痛む腹を押さえてオッサンを見た
オッサン[そんなもの、掟なぞたかが口約束ではないか!]
それを聞くとと、今まで温和だったクーロンの表情は突然変化した
悲しみで溢れている
クーロン[...仕方ない
あなたはもう。昔のあなたでは ないようだ]
ヌゥっと立ち上がる。
手にあの白い布を握り、クーロンは呟く
クーロン[これは昔のあなたに教わったことです
『人民に仇なす悪を討て。たとえそれがどんな敵であったとしても。』
...だから僕は、人々に仇なす悪。力とゆう欲望に負けたあなたを討つ!!!]
オッサン[ふざけたことを...!死ぬのは貴様だ!張!!]
オッサンはそう雄叫びをあげると
先ほどの小刀を前に突き出すようにしてクーロンに突進してきた
クーロン[ごめんなさい..頭領...!
≪神闘布陣、無≫]
クーロンが呟く、
同時に白い布が辺りを包み込む。
そして.......
――クーロンよ、すまなかったな今まで、
それから、もうお前は立派な戦士だ、これからは
仲間と共に旅を続けるがよい
さらばだーーーーー
クーロン[......頭領...]
布が、元の大きさに戻りクーロンの手に収まる
青[頭領ってゆう奴、いい奴だったな!!]
青がいつの間にか隣にいる
クーロン[そうだね。とても...いい人だった]
クーロンは優しく微笑んだ