〓メール受信から数時間〓
覚悟を決め、メールを確認た。
<部活ぉ疲れィ(^▽^)明日ひまぁ??かおりと会ぅんだケド☆会ぇる??>
「何だぁぁぁ・・・」何だかしずかに申し訳ない事をした気分だ。
その後、すぐOKの返事を送りしゅんいちの事には一切触れなかった。
「いってきまぁす!!」
次の日、私は待ち合わせ場所に急いだ。そこにはすでにみんな着ていた。
ゆき・かおり・みずき・…しずか。
「ゴメンネぇ!!かおり久しぶりだね☆てか、痩せた??」
するとすかさずみずきが「かおり、近くの男子校に年上の彼氏できたらしくってさぁ!」と教えてくれた。
かおりは昔から年上以外とは付き合った事がないし別にすごいとは思わなかった。
「残るは…あんただけぇ〜!笑」
「え!!!」
ゆきに言われて気が付いた。彼氏が居ないのは私だけ…。じゃない…はず?!
「チョット待ってよ!!しずかがいるじゃない!」
するとみんなして「鈍いんだから!」という顔をした。
「・・・ぅ…うそ。まじで?」
「…実はね。1ヶ月前に告白したら…OKだったの」としずかが微笑んだ。
つまり、しずかは別れた後例の男に告白して今まさに幸せの絶頂期ということか…。だから私だけ・・なるほどね。
「ホント良かったねぇ!これからもゆきがサポートするからね☆」
「良かった?しゅんいちはどうなるのょ…」私はココロの中で何度も何度も叫んだ。
「どっか入ろうよ!外チョー暑い!!」というかおり声に現実に戻され、
「そ…そうだよ!行こっ。笑」といって悟られまいと必死に笑って誤魔化した。
それからプリクラ撮ったりカラオケに行ったりした。
帰りはゆきとみずきはバスで、かおりは今から彼氏とデートらしく店に残っていた。・・・つまり電車に乗るのは私としずか。
乗り込んだ車内でお決まりの質問をされた…。
「かずはは好きな人いないの?」答える前に「その顔は絶対いる☆笑」と言われ、仕方なく「ぁあ…うん。」とだけ答えてみた。
「やっぱりぃ!かずはが好きになる人だから、きっとガキっぽい人だね!笑」と言われ。「当たり☆」と答えてしまった。
「ふぅ〜ん」と思い描くようにしずかは笑っていた。
「…しゅんいちなの。あたしの好きな人・・・。」
「え・・・?」しずかが真っ直ぐ私を見ている。
私はついに言ってしまった。自分の思いを・・・・・。