現実と夢の狭間で…本編25

満真  2006-12-19投稿
閲覧数[478] 良い投票[0] 悪い投票[0]

人気の居ない所で渡された文を読む…弥一は読み書きが出来る奉公人だ。弥一が居る寮へと足早に急ぐ…寮には平助は居らず、弥一だけが寮に居た。私を見付けると深々と頭を垂れて、出迎えてくれた。弥一が仕入れた話を聞く為に寮へ来たが、その話は私に取って耳を塞ぎたくなるモノだった…。

「龍之介様…あっしが聞き入れた話はこれだけです」
「そうか…ご苦労だったな」
「いいえ、滅相にもありません」
「…平助を使いにやったのは、その為か」
「へい…」
「耳には入れたくはないな…こんな話」

心には『さよ』と『ちよ』が居る…私の幸せは元には戻らない…悔やんでも悔やんでも後の祭りなのだ…。


現実と夢の狭間で…別編へと続く



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 満真 」さんの小説

もっと見る

その他の新着小説

もっと見る

[PR]
〇beauty hand〇
海外セレブに人気


▲ページトップ