自転車に揺られ、腫れぼったい目をし、、泣いたアトをちらつかせながらお城へ、、。
とりあえずやらねばならないことがある。
王様の部屋へ押し掛け、軽く挨拶。
『どうだ?王女は見付かりそうか?』
僕のこの表情をみて出てきたセリフがそれか?
慰めのセリフは?
さすがにキレた、、。
素早く王様の後ろへ回り、彼が座っている椅子を鮮やかに倒してやった。
彼、頭を強打、、しばし悶絶、、。
さようならの言葉を残しコッソリ立ち去る、、。
城を離れ、自宅へ、、。
母は昼ドラに釘ずけだ、、こんな母から産まれたのだからいい子に育つわけがない。
自身で納得し、テレビのコンセントをハサミで切ってくれた、、。
彼女、号泣、、。
さようならの言葉を残し頭にコブを作られたが、
立ち去る。
清々しい、、空気がうまい。
僕は自由だ、、もうどうでもいぃ。
、、、メールだ、、、。
『魔王倒せた?』
ドラゴンからだ、、。
『倒したよ、僕を束縛していた魔王を、、二匹。』
ひとそれぞれ考え方は違うわけで、何が悪か、誰が敵か。
自分で判断すれば良いことだ。
ひとに言われてやるなんて、子どもに毛が生えたようなもんだ。
少し大人になった気がした、、。
、、、また、メール、、。
『おめでとう、お疲れ様。
明日からは宇宙戦士(ゴニンジャイ)が始まるよ。
君はゴニンブルー、、頑張ってね。』
その場で携帯を踏み付けてやった、、、