あたしが何を思っても
また日は昇り落ちる。
部活の時も来る。
何だか気まずいな……
やっぱり先輩も
気にするよね。
それでもこれから
上手くやってける……?
「早紀ちゃん!」
「あっ……先輩」
「今日も一緒に帰らん?」
「あ…はい!」
「じゃ今日は下駄箱で」
これは……先輩がくれる
いっぱいの優しさだ。
私が押し潰されて
しまいそうなくらいの…
好きという気持ちだ。
あたしはどれだけ
幸せ者なんだろうか…?
いつかこれを裏切ってしまうかもしれない………
そんなの嫌だ!
ねえ何で……………?
何でこんなにも
嫌だ!
この意志が強いのに
変な不安に襲われるの…?
ねえ神様……
あたし先輩と何十年後も一緒にいれてますか……?
「………あの!」
「ん?」
「ありがとうございます!」
「ん〜………やっぱ
早紀可愛いな(照)」
先輩の言葉は全部嬉しい。それはあたしの
好きという気持ちだよね?
「あ…え〜?(照)」
「はは(笑)
じゃ待ってる!」
行っちゃった…
何かもっと
話してたかったな。
…………………
胸が熱い。
鼓動が速い。
先輩のこともっと好きに
なれたのかな?
よかった…………
※14話へ続く