あたしと友信は今も
毎日のように
メールをしてるし
学校でも仲よく喋る。
これは浮気じゃないよね?
ただ………
諦めたいとか言ってた
あたしがこんなことを
してるのはおかしいよね｡
こんなあたし嫌い。
自分を好きになれたなら
どんなに自信が持てる…?
持てたなら…
先輩を傷つけてでも
友信に気持ちを
ぶつけれたんだろうな。
…………あれ?
友信に気持ちを
ぶつけれるあたしが…
あたしの好きになれる
…………あたし?
………もう分かんない。
もうやだ。
今は先輩に甘えたい。
こんな気持ちで
本当ごめんなさい。
いつか……
あなたの気持ちに
応えられるだろうから。
それまで待ってて下さい｡
｢そゆえば…相合い傘って初めてです!!｣
｢…うん俺も(照)｣
何で照れるんだよ〜!あたしも照れちゃうしっ(笑)
｢早紀濡れない?大丈夫?｣
｢はい大丈夫です!｣
｢でも………
濡れちゃいそうだからっ｣
ギュッ…
あっ………
肩……抱かれてる。
何だろう…………?!
胸が痛いよっ!!!!
ドンｯ!
｢さ…早紀っ!!ごめんっ!｣
ううん。
先輩は悪くないよ……
あいつの笑顔が…
どうしても
頭から離れない。
先輩に肩抱かれた時…
考えたのは
友信の腕だった。
あの形良く筋肉の付いた
男らしい腕で………
抱きしめられたい。
友信―――――……
※16話へ続く
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