「早紀!」
「えっ……佳奈子!?
ど〜してここに居るの?!」
次の日私は玄関前で
佳奈子に会った。
学校へ出かけようと
してた時…………
普段は会うはずのない
私の家の玄関前。
「心配したんだよ〜?」
ああそうか。
あたし昨日電話無視して
そのまま………
何の連絡もしてないんだ。
「ごめん!昨日色々…
って佳奈子昨日!!!
どういうことだったの?!」
パニくり過ぎて
聞くの忘れてた……
「あ〜…実は早紀が
友信に相談し始めて
ちょっと経ってからさ…
友信に相談されたんだ。
早紀が好きなんだって。」
「………………」
「早紀が好きだけど
早紀の恋は応援したい
ってずっと言ってた。」
ねえ友信。
何にも言わなかったから
知らなかったよ。
1番辛かったのは………
友信だったんだね。
ごめん。
「早紀は友信が好き?」
「え…うん!」
「じゃ〜もう決まってるじゃん!」
「何が??」
「好きって言っちゃえってこと♪〃」
佳奈子にはまだ
言ってないけど…
友信に告られてるもん!
もうあたし達の前に
障害物はないよね?
やっと両思いなんだよね?
ねえ友信。
あたしは何度あなたに
辛い思いをさせた?
どのくらい苦しませた?
これからはたくさん幸せをあげたい。
ねえ神様。
未来の私たちは……
笑ってますか?
※23話へ続く