チマはどこにでもいるようなごく普通の高校1年生。
そんな彼女の世界を変えたのは、
偶然出会ったたいちゃんの存在。
今までなんとも思わなかった道端に咲く花や、
駅のホームのベンチ…
たいちゃんに出会う前のあたしは、色の無い世界にいた。
初めてたいちゃんに出会ったあの日…。
あの日から、世界のすべてがカラフルになったんだ。
一緒に食べたスパゲッティーの味。
花火を見るあの横顔。
まだ覚えてるよ。
きっと、
これからも
忘れることはないと思う。
大好きだった。
本当に、
大好きだったんだ…。
毎日が幸せで。
こんな幸せがずっと続くと思ってた…。
あの時までは……。