大陸ギンガルティア
世界の中心にある世界樹ベリュス…そこにはクリスタルがあった。
世界が生まれたと同時に出来たと言われるこのクリスタル。
世界はいくつもの大陸があり、クリスタルを求めて戦をしていたそんな時代…
一人の青年がいた…大きな戦乱に巻き込まれて行くこの青年の物語である。
東にイーフェリア聖国、西にゴジュム帝国、後は小さな島国といった世界地図…
聖国イーフェリア…
大聖堂を中心に無数の城下が広がる大都市。
女神エーテルを信仰し、崇め、心優しきイーフェリア王様の元、エーテル騎士団も結成し国土のモンスター退治や、賊討伐。さらに小さな町や村の農業の手伝いまで行っていた。
宮殿のような豪華な造りの建物。見る人を魅了し、口にすれば虜になりそうな宮殿…イーフェリアの城である。
左右に長い塔が建ち、中央に御殿が出来ている。
右側の塔の頂の窓に一人の青年が外を眺めていた。
男性にしては長めの黒髪。優しげな顔立ちに細身の体。微笑みは女性の心を掴み、優しい声は心を癒す。
イーフェリアの象徴エーテルの刺繍を施したローブを身に纏った青年こそ、物語の主人公…イーフェリア王子ロイ・イーフェリアである