金の雨

影山藍  2006-01-16投稿
閲覧数[506] 良い投票[0] 悪い投票[0]


一片の曇りもない空から、雨が落ちてきた。
目を焦がす位鋭い太陽の眼差しを受けて、キラキラ光るソレ。

それだけ。他に何もない、ただひたすら広がる世界に、たった一人いる私。
夢のような
死のような
そんな景色。

これが私の天国か。
それとも地獄か。

いつか誰かが言った事を思い出した。
「何もうまくいかない。自分には何もない。だから死にたい。」

ヒヒッ

じゃあ勝手に死ねば、と言ったあの時の自分を称賛する。
あんたが、私が死んだところで世界は変わらない。
生きるか死ぬかなんて
爪を切るか切らないか、位、


些細な一つの選択肢。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 影山藍 」さんの小説

もっと見る

その他の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ