サクラ[センセェ、あ、あの人って...!]
佐竹[あぁ、あいつはアクスア・ドットナー、DNだ]
サクラがアクスアを指差して佐竹に聞くと、
佐竹はにこやかに答えた
サクラには、それが作り笑顔のようで逆に怖かった
青[誰が倒したんだ!!??]
ザック[結構強そうだったし、倒した奴もそこそこ強いんだろな]
ザックが佐竹の方をチラリと見ながらそう言った
アクスア[.....まだ終わっちゃいねぇ...てめぇを殺セば昇格...デきンダァァ!!!]
と、突然倒れていたはずのアクスアが立ち上がり、拳銃の銃口をサクラに向ける
サクラ[えっ!!?]
アクスア[シネェェ!!!]
アクスアはなぜか正気を失っている
まるで何かに取り付かれたみたいに
サクラ[いやぁぁっ!!]
青とザックも走るが、サクラとの距離がありすぎて
どうしても間に合わない
青[サクラァ!!!!]
と、
ビュウン!!
キィン
なぜかサクラはまだ撃たれていない
青はアクスアの方を見た
アクスア[...!!!]
アクスアの首に佐竹の手が当てられている、そして。見知らぬ男が佐竹の喉元にナイフを当てていた
???[《ダンガ・ゼン》、僕の大切な部下に何するんだい]
佐竹[そっちこそ、俺の大事な部下を殺そうとした]
男はアクスアと同じフードつきの黒いマントを着ていた
アクスア[...そ、総統...]
アクスアは動けずにいた、男の方を見たまま硬直している
???[アクスア...ウイルスに侵されていたからといって、やっていい事と悪いことがある...分かるだろ?]
男は威厳に満ちている、アクスアの言った《総統》、というのは本当らしかった
アクスア[は、はい…すいませんした...]
アクスアはただ謝るばかりだ、次に男はサクラの方にアクスアを連れて歩いていく
佐竹はそれを許した
サクラ[な、んですか?]
サクラは少し不安だった
しかし、青たちがサクラの左右について
警戒する
しかし
男は予想外の行動に出た、それは...