AirRangeプロローグ

牛豆  2006-12-26投稿
閲覧数[671] 良い投票[0] 悪い投票[0]

空…、空には色々な顔がある。夕焼け空、夜明けの空、紅色…等々。だがそんな一興も、今は不要だ。一線の長く細い光が、全てを薙ぎ払う。アフターバーナーをフルスロットルしても避ける事は出来ない。「メーデー、メーデー」パイロットの悲痛な迄の叫びが機内にこだまする。…叫んでも、運命は変えられない。無情の光は誰にも応えてくれない。終末の訪れ…。全ての計器がショートする。撃墜される…!「!!」ワーッと歓声が無線から聞こえる。どうしたものかとパイロットに聞いてみる。「先生…戦争が終わりました」…終わりではなく始まった事を彼らはこの時点で知るよしもなかった。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 牛豆 」さんの小説

もっと見る

SFの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ