クーロン[....]
レイン[ダーリンさむぃ...よぉ...]
レインが冷え込んだ洞窟の奥に体育座りしてガタガタ震えている
外の天気は一向に良くならず、逆に悪化していた
しかも洞窟の入り口からだんだん凍ってきている
クーロン[大丈夫?....これ、足しになるか分かんないけど...]
クーロンが、二枚きていた服の内、一枚をレインに被せる(クーロンは肌着に黒のロングTシャツ、その上に麻の半袖を着ていました)
レイン[...ダーリン、ダメだよ。ダーリンの方が凍死しちゃう]
と、クーロンはいつもの微笑みを見せ、レインを安心させると、優しく
クーロン[僕は大丈夫だから、吹雪がやむまで頑張ろう...?]
レインがその言葉に
クーロンの顔を見上げた、クーロンはニコッと笑ってみせる
レイン[ごめんねダーリン...借りるよ]
レインは安心したらしく、隣に座るクーロンに寄り添うようにして眠ってしまった
クーロン[だからダーリンじゃないってば.....ま、いっか]
クーロンは寄り添うレインを見て、少し照れていた
ザック&青[ウォォォォォ!!!さっむぅぅぅ!!!]
ザックと青が列の最後尾で悲鳴を上げていた
サクラ[うるっさぁぁぁい!!!よけい寒くなるでしょっ!!?]
サクラは佐竹の後ろにいた
後ろの方でチマチマしている青とザックに檄を飛ばす
佐竹[うーん、クーロンの漣反応はするんだがなぁ...この猛吹雪じゃあ探しにくい...]
佐竹の手には丸いレーダーが握られていた
しかし、映りが悪い
佐竹[しゃあねぇな.おーい!!!今日はここでテントはって!]
サクラの顔が引きつる
サクラ[テントはって〜。って...人任せにすな!!!]
サクラの怒りの突っ込みが山脈に響いていた