前回のあらすじ、
2020年ハピネス東京俺、橘ジョンソンは借金のせいでヤクザに追われていた。
「待て！ゴラァ！」俺の後ろからいかつい二人組の男が追いかけてくる。
ところがどっこい、そんなんで捕まる程ヤワな体はしてないってね！俺を誰だと思ってやがる。俺は逃げ出し屋（自称）橘ジョンソン様だぜそんな余裕杓々で走ってた俺だったが、いかんせん足元をしっかり見てなかった。俺は何かにつまずきオーバーにぶっ倒れてしまった。
「うへっ！」
ふと足元に目を向けると知らないジジィが横になって寝ていた。俺はこのジジィにつまずいたらしい「このクソジジィ！なんて所で寝てやがる！」
俺はジジィの首根っこ掴んで揺さぶったがジジィは幸せそうな顔を浮かべて寝息をたてているだけだった。
ちょっと！このジジィもう逝っちまってんじゃねーの！？
ヤバい！だんだんあいつらの足音が近づいてくる…このままじゃ殺される！その時俺の下から声がした。
「おい、若いの…下を見な…」
！？……俺はおもむろに下に目線を落とした。そこには神の助け、マンホール！なるほど！ここから地下に逃げ出せばいいワケね！アッタマイイ〜さすが俺！
「見つけたぞ！このクソガキィ！」
ヤッベ！追いついてきやがった！
「うりゃあああ！」俺はとりあえず掴んでいたジジィをヤクザに投げつけた。
「んな！？」
ジジィはヤクザにヒットし、俺はその隙を突いてマンホールに飛び込んだ。
つづく
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