Oracle:18-2:特訓!?

ガレック  2006-12-31投稿
閲覧数[244] 良い投票[0] 悪い投票[0]

第6ディメット暦187年14月04日
〜南ヘルマニア平野〜

「さ、特訓を再開しましょうぞ。」

「だから『次回』とかって何なんだよ。」

「気にしたら負けでござる。」

「はぁ。」

「では前回までのように頭に描いてくだされ。」

「「その次を早く!!」」

「これで終わりでござる。」

「は?」

「あとは神経を集中させるだけでござる。」

「なーんか物足りねーなー。」

「一番基礎の『陣』のみ教えているのでござる。さ、さっさと集中。」

「へ〜い。」













「お、リン殿、なかなか筋が良うございますな。」

リンの周囲にはすでに黄緑色の物体が渦巻いている。

「えへへ〜♪そう?」

「うむ、…………………………にしてもリオン殿…………………………」

「な、目ぇ瞑ってるから良くわかんねぇよ、どうなってんだよ!!」


「いや…………………………あまりにも凄まじすぎて、言う言葉が見つかりませぬ。」

「へ?」

「ちょっとリオン、目、あけてみ?」

「………………………………………………………!!!!!!!!!!」

リオンの視点から見ると、レモン色の物体が視界のほとんどを覆っているので、リンと禅煌がうっすら見える程度なのである。

「すっご〜〜〜〜い、もうほとんどリオンが見えな〜〜い。」

「ふむ、それでは次の段階に移行いたす。」

「「OK!」」

「では第2段階、集めた気を具現化する特訓でござる。」

「なぁ、なぁ、はよ教えて〜な〜。」

「そう慌てずに。」

「はぁ〜い。」

「まずは集めた気を右手に集めて球体にしてくだされ。」



〜〜〜10分後〜〜〜


「はぁはぁはぁはぁはぁ。」

「ふぅ〜〜〜〜〜〜〜。」


なんとか球体にできたようです。

「ふむ、では解除してくだされ。」

『フォゥン』
『フゥン』

解除した音みたいです。

「では、気を使って先ほどの『陣』を右手に具現化してくだされ。」

「どうやるんだよ。」

「ビー玉程の球体を作って、それで描くのでござる。
ほら、こんな風に。」

そう言うと、禅煌は左手から黒色の球体をだし、『陣』を描き出した。中央には『土欠』と書いてある。

「ねぇ、『土欠』って何の象徴やったっけ?」

「悪りぃ、次回までに調べとく。」

「何なんよ次回って―!!」

第18-2話『特訓!?』続

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 ガレック 」さんの小説

もっと見る

ファンタジーの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ