どうして神様は…?

雲母  2006-12-31投稿
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第最終話 負けるわけにはいかない!

2012年7月20日、透春(すばる)高校vs優聖学園。
先行は透春。後攻は優聖。

気温は40度近くまで高まっていた。海斗は新しく生み出したストレート180キロの球を投げた。それを、稲葉がとる。
五回終了した時は0-0だった。しかし、試合は六回になると透春のホームランが出て3点とられてリードをとられた。
この結果を聴いていた颯希はラジオの向こうでプレーする海斗と稲葉を思っていた。
しかし、8回が終わり6-4で透春が優勢だった。そんな時、颯希の病状が悪化してしまった。
そんな事は知らない海斗。海斗にも限界がきていた。稲葉は海斗の体力が気になった。しかし、二人は目で言葉を交わした。

仲間たちも守備を頑張った。攻撃の時は打って打ち捲った。

そして、9回裏6-5でこれで終るか、続くかサヨナラか。ツーアウトで次の打者は海斗だった。仲間たちは大声で応援した。ツーストライクに追い込まれたが…最後に海斗が渾身の振りをした!!

「入りました!優聖学園!サヨナラです!優勝です!」
優聖学園のメンバーは歓声がわいた。

そして、試合が終わり海斗は監督と仲間に許しを貰って稲葉と病院へ向かった。
「颯希きっと喜ぶぜ」稲葉が言った。病室の前に行くと颯希の母がちょうど出てきた。
颯希は病状が悪化し集中治療室にいると告げられた。
それから1ヵ月後、颯希は集中治療室から出たが絶対安静で面接拒否だった。

ある日、俺と稲葉は担任にプロの話を聴かされた。俺たちはプロでバッテリーを組むことが夢だった。その話は承諾した。

そして、卒業式…颯希の姿はなかった。一緒には卒業できなかった。

4月…プロに入った俺たち二人は練習の毎日
6月…体調回復した颯希と病室で会う。

そして、2013年7月…
颯希の母から一本の電話が鳴り響いた…

2010年春、僕らはまだ何も知らない子供だった…
でも、僕はとっくに大人になった。と勝手に思ってた。その間違いに気付いたのはそれから3年が経過していた。
僕は本当に子供だった…
君にあげたかった。麗青海岸で…優勝ボールを。この手で…
こんど何時キミに会えるのか…どうして神様は…僕から彼女を奪っていったのだろう…

END

※良かったら感想下さいm(__)m下手ですみませんでし…2007年も宜しくお願いします。よいお年を!

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