９回二死満塁…。手には力が入らない。そのとき一人の声が聞こえた。「あと一人！！」俺はその声を聞き投げた。しかし打たれた…。その瞬間俺の夏は終わった。みんなの夏も。主役にはなれなかった。試合のあと声をかけてきた一人の女でもなんて言われたかは覚えていない。泣いたからだと思う。始まったのはそれからだった。
新着小説100作品 恋愛ﾐｽﾃﾘSFﾌｧﾝﾀｼﾞｰﾎﾗｰｴｯｾｲ日記ﾉﾝｼﾞｬﾝﾙ公募投稿作品ｱﾄﾞﾍﾞﾝﾁｬｰ詩･短歌･俳句ｽﾎﾟｰﾂｺﾒﾃﾞｨ学園物その他管理人用
[284] 
[0] 
[0]
