手を離すと石碑の台座にヘナヘナと座りこむ島牧。「何が見えた?」とあさるは聞いた。希はペンとキティちゃんのメモ帳を渡す。島牧のペンを持つ手が震えている。しばらくして書き終わると希に渡した。希は、それをみる。「あんた、能力は認めるけど、相変わらずへたくそね。絵」希はため息まじりに言うとあさるに見せる。絵は、大きい黒い瞳に後ろに変な絵が書いてある。「この石、前は雪が降るところにあって…この石を使って首を吊った人がいるんだ。とめないでね、これからやることをとめないでねって死んだ目をしていうんだよ。何回も。」「遺言かしら…」「この目さっき校門でみたのと似ているんだけど。死んだ目をして悪寒が走るような感じ。逃げられちゃったけど」三人はしばらく黙り込む。その時あさるはバッと右うででなにかを払う。