あれから、一週間。今日は、俺の誕生日。彼女の事をまだ、メソメソしながら、考えてた。ピンポーン、荷物が届いた。差出人不明の箱をゆっくりと開けた。中には、絵と手紙が入ってた。俺は、手紙を開けた。「誕生日おめでとう。下手くそな絵だけど、もらって下さい。あたし、不器用だから、こんな事しか思いつかなくて。もし、あたしに何かあったら、その絵を見てあたしを思い出してね。あと、あたしが死んだりしたら、あたしより、イイ人をみつけてね!!」手紙を抱きしめまた泣いた。もう当分でないんじゃないかって言うくらい泣いた。その次の日、彼女の実家に墓参りをしに行った。すると、お母さんが、「ごめんなさいね。実は、あの娘前から体が弱くて、寿命だったのよ。本当は、もっと前に寿命がくるはずだったんだけど、アナタと出会って楽しみが出来たっていって凄い楽しそうだったから、・・・・・。」そう言い終えると、母は泣いた。俺は、下を向いたまま、ただ、何も言うことは出来なかった。そこに彼女の父が母を抱きしめ、俺に言った。「アンタは、娘の命を延ばしてくれた。アリガトウ。頼む娘の分生きてほしい」俺は、上を見上げたまま泣いた。青すぎるほど青い空の下で、ー完ー