「君を愛しとるんやで?」
…君は泣いとった。
雨と混ざって地面へと流れた…
俺にだけは伝わったんやで??
[君が泣いとる]って…
何でかって?
あたりまえやん。
好きやから…
-純粋-
君と出逢ったんは、丁度半年前やった。
君は駅のホームに1人しゃがみ込んで…
泣いててん。
俺はその側でギターを担いで立っとった。
そのトキも…雨やった。
君はいきなり立上がり、俺の方を見たんや。
俺はただビックリするだけやった(笑)
君はいきなり俺の方に歩いて来て…
ギターを指さしたんや。
「は?」
思わず出た言葉(笑)
君は震えた声で
「弾けるん?」
あー…そおゆう意味か…
「まぁな(笑)」
俺はニコニコと笑いかけた。
「ほな…弾いてや」
随分冷たいなぁ…(苦笑)
「ェェよ。1回500円やで(笑)」
冗談で言ってみた。
君の反応が見たくて…
「ェェよ。でもうちが好きやったらな。」
と…フン!とした顔で言った。
「よっしゃ!じゃご希望の曲を。」
俺はギターケースからギターを出してウォーミングアップをし始めた。
君はボソっと言った…
「あんたの唄がェェな。」
「は?」
本日2回目(笑)
俺の唄!?俺の唄って何やねん!!(笑)
「それ…どーゆう希望や?」
君はクスっと笑い
「うちの好きな唄やったら500円払うから。あんた考えてや」
…。考えてや言われても(汗)
今逢ったばっかやし…
どーゆう唄が好きか全く解らへんよ(汗)
まぁ…俺の好きな曲でェェか。
「ほな。弾くで?」
君は黙って頷いた。