先生が言った。 「克君、私は一教員でしかないから、単独では決められないの。だから、このことを他の先生たちに言っていいかしら?」 ボクは、しばらくしてから言った。 「いい。けど、早めにボクがバアちゃんの近くにある学校に通う許可を、出してほしい。じゃないと、お母さんたちは、遠ざかっていく気がするから」 先生は、少し困った顔で言った。 「先生としては、克君が学校からいなくなると淋しいな…。でも、克君が本気なら私は、止めない。他の先生も説得してみせるは。明日からは、学校に来てね」つづく
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