私は、先生にキスをした。そして、その後医師を読んだ。しかし、医師は妙な顔をしていた。「植物状態の人が目を覚ます事は、ほぼ有り得ない。七海ちゃんは、夢を見てたんじゃないかなぁ?」と医師は言った。でも、腕には先生の感触が残っている。その後、私は先生の心臓を受け取った。普通、心臓移植後、拒絶反応が出るのだが、不思議なことに、私は全くなかった。医師たちは驚いていた。その後、私は退院し、元気になった。学校に通うことも出来るようになった。そんなある日、私は同じクラスの男の子に告白をされた。だけど、もちろん断った。その日は、毎月通っている場所に行く日だった。そこは、中村先生のお墓。あれから、もう1年が経つ。私は、お墓の前で手を合わせて拝んだ後、なぜか分からないけど、笑ってしまった。だってよく考えたら、先生は私の体の中で生き続けている。先生はまだ生きてるのにお墓があるなんて。私は、これからも先生だけを愛し続ける。きっと。ずっと。