勇はこの理解不能な文章に混乱していた。
『オニ？ゲーム？殺し合い？何だよマジで意味わかんねぇよ！？それにこの世界って一体？』
『ここは・・・何処？あの世？』
敬は気が付くと一面真っ白な世界の中でぽつんと一人立っていた。
『俺は鬼神を殺して・・・自殺して・・・もしかしてここは・・・』
「地獄では無い。天国でも無いがな。」
何処からか低い声が聞こえてきた。敬は辺りを見回すが誰もいない。
「だっ誰だ！」
恐怖心を感じたのかうわずった声で言った。
「私の事などどうでも良い。そんな事よりこれからお前には殺し合いごっこをしてもらう。ルールは簡単オニに殺られる前に殺る。殺られればオニになる。それだけだ。それでは健闘を祈る・・・」
「何だよ！？〔殺し合いごっこ〕って。おい！！」
敬がいくら叫んでも返事は返って来ない。
そして視界がだんだんと暗くなって行く・・・
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