むかしむかしの話…
この世界、アナザーワールドは人間全てが不思議な力を持っていた。
その不思議な力は物を宙に浮かせたり、相手を癒したり時には傷つけたりするのだ。そんな不思議な力を持った者の中で特別な力「スキル」を持つ者を空人という。空人は火を操り、刃を作り、時には己を化け物と化す者もいた。空人は世界を作り直す力を手に入れより平和な世界に変える義務がある。その力を求めて空人たちは旅立つ、そして…ここにも
「ソラル〜ソラル起きてる〜?」ショートヘアーの青い髪の背が低い少年が言った。「後5分〜むにゃむにゃ」母親「まったく〜今日が年に一度村に空人を決める武闘会の開会式があるってのに緊張感のない子だね。」ソラル「いけね!遅刻する!母さんなんで早く起こさないんだよ!」ソラルはつばの入った帽子を手に取り不機嫌な口調で言った。母親「あんたが起きないからいけないんでしょ!さっさと行きなさい!」母親はまるで雷が落ちたのかのような怒鳴り声で言った。ソラル「分かったよ、じゃあ行ってきます。」母親「待った忘れ物だよ。」母親はそう言うと部屋から魔法使いが持つような杖を持ってきた。ソラル「何だよそれ。」母親「これはあなたの父親、ヨゾラが持っていた物よ。武器が無くちゃ武闘会で戦えないでしょ」ソラル「へぇこれが父さんの…んじゃ今度こそ行くね。」ソラルは元気良く飛び出した。母親は思った(ソラルには行かせたくなかったけどソラルの為よね。
空人だったらあなた(ヨゾラ)みたいに…)ソラルは草原を抜けて街を目指した。一つの街には空人を旅立たせる使命がある。そして武闘会こそが空人を探す戦い。16歳になった青年は戦闘をする事でで空人として目覚める。しかし、全ての人が目覚める訳ではない。空人は出生前から決まっているのだ。そして空人は天変という力を手に入れ、世界を変える使命がある。ソラルの父親も空人として物凄く有名で力を求めていた。ソラルはそんな父親みたいになりたくて空人に憧れている。そして街に着いた。