不思議な夢詩【プロローグ】

 2007-01-15投稿
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小さな兎は走ってゆく。

「ああ忙しい忙しいっ。」

「・・・・・・。」

「っえっ?あーっ落ちてるよっ?!」


兎は何者かによってつき落とされてしまいました。
ウサギの穴へ。


「・・・あーっ!あんたはっ!」


兎は犯人の顔を見ました。
――――けど墜ちてゆく。・・・何処まで?


「クス。兎がウサギの穴へ墜ちる・・・クス。行き先は――・・・人間界。」


「ねぇ。何で?母さん?!」

「しょうがないんだよ・・・これは。」

「何で?母さんは…死んだの?・・・やっぱり・・・オレを・・・。」

「これはあくまでも事故なんだよ・・・。」

「・・・っ。」



―――これはもうずっと前の話し。



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