『お〜い 産まれそうじゃ 早くパティを呼んでくるんじゃ』
「はい ただいま呼んできます」
ここは山岳に囲まれた小さな村…
今… 一つの命が産まれようとしていた…
「パティさん 早くこちらへ」
誘導されパティは村長の家にいった。
『これパティ 遅いぞっ お前の子供が産まれようとゆーのに』
「すまん 少し空を見てた」
『神竜に選らばれし一族なのじゃぞ 』
「今の世界は平和だ… もう神竜の儀式はいらないだろう 俺が最後の封印者でいいだろう…」
『何を馬鹿な事を言うんじゃ！ 噂によると少しずつじゃが魔物が出てきよる 神竜様がまだワシら一族にあるのも何かあるからかも知れん 選らばれし者の使命なのじゃよ お前も 赤子も ワシら他の者では封印できぬ』
「…」
『神竜様を封印してもその者次第じゃ お前のように使いこなせない者もいる ワシらは５大神竜の中でも最強と言われる炎の神竜様じゃ 赤子が産まれたら封印の儀式を行う よいなパティよ』
「……」
ｵｷﾞｬｰ ｵｷﾞｬｰ …
「村長！ パティ！ 産まれましたよっ 元気な男の子です」
[253] 
[0] 
[0]
