彼と出会ったあの日の事は忘れたくない。 いや、きっと忘れられないだろう・・・。
初雪がふった次の日、私は当時仲の良かった【麻衣】と一緒に通学路を歩いていた。
私はあの日、まだ高校生だった。
『ねぇ、【みぃ】』
麻衣が言った。【みぃ】というのは私のあだ名だ。
『何(・・?)』
『今年のXmasもウチら彼氏なしだねぇ』
・・・。【彼氏なし】。 女子高生にとっては一番ムナシイ言葉だ。『そうだね(;′艸`)今年もさみしいXmasか・・・。』
私達は溜め息をついてうつむいた。?月の冷たいコンクリートにはまだうっすらと雪が残っていた・・・。
?時、私達は教室についた。
いつもと同じだった。『おはよ〜☆』とみんなと挨拶かわしてくだらないおしゃべりして・・・。
それだけで、充分だった。いつもの何でもない日常が私にとってしあわせだった。
朝休みが終わってＨＲに入った。
『今θはめずらしいが転校生を紹介するぞ!さぁ、入って。』
へ〜めずらしいなぁと思った。ただそれだけで、何も感じなかった。これが大切な人との出会いだったのに・・・。
先生がドアをあけた。クラス全員の視線がドアに集まった。
実をいうと私はその転校生よりも今読んでいる本の方が気になって転校生どころではなかった。夢中で机に顔をしずめて読んでいた。しかし、女子の『きゃ〜↑↑カッコイー☆』という黄色い歓声にビックリして顔をあげた。そのトキ、パチッと茶髪の転校生と目が合った。
その瞬間だった。
まわりの騒がしさも静まりかえった気がした。ほんの一瞬の出来事だった。なのに私にはとても永く感じた。
それが私と彼の大切な出会いだった。
これから私にどんな運命が待ち受けていたのかはまた今度の章で書こうと思う。
☆.。.:*・°☆.。.:*初めまして(*★´艸`☆)ﾋﾟｱﾆｯｼﾓ?ともぅιます。下手な小説ですがここまで読んでくださった方ぁりがとぅござぃまιた。
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