するとひろからやさしい声で「これ、読んで」と言われた。
私は自然と涙がでてきた…。
<どうしてこんなに私の事を大事に思ってくれるんだろ<
泣いている私の涙をやさしく拭ってくれるひろ。
とてもひろのことが恋しくなった。
<ずっと一緒にいたい>
と思ったのはこの時からだった。
でもそれからも喧嘩は絶えなかった。
私は調子に乗っていたんだろう。
ひろが引き止めてくれるっていう自信があったから。
けれどもお互い必要な存在になっていた事は確かだった。
8月、ひろと初めての2泊3日の旅行に行った。
ひろは普段専門学校が忙しくて、あまり会う時間がなかった私達にとって、2泊3日の旅行はとても楽しかった。
ひろも楽しんでくれてたと思う…。
10月、私の誕生日があった。サプライズで12時ぴったしに私の家まで来てくれてプレゼントを渡してくれた。
私好みのかゎぃぃネックレスとリラックマの人形だった。
初めてのひろからのプレゼントだったのでとても大事にした。
11月、いつも通りひろとメールをしていると、ひろから「サッカーをしてたら足の筋がきれた」とメールがきた。