届いてますか?-失ってしまった大切な存在?-

ピグ  2007-01-23投稿
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よくテレビドラマにある風景みたいに私は感情を表に出すことができず、冷静になっていた。

私は明日も来よう!明日また行けば目を覚ましてくれるかもしれない!

っていう希望を胸に病室を退室した。

その後、ひろのお母さんから話を聞いた。

「今日の夜が山場だから、それを越したらあと2、3日は生きられるらしいの…」

私はもうひろが何分でも多く、この世にいることを願った。

欲を言えば1年記念の4月9日まで生きていてほしかった。


あと5日…ひろならがんばってくれる!!

帰りの車の中で急に孤独になった…。もうひろがいなくなることは確実なんだ。運命には逆らえない…。

ひろの病気は何十万人に1人が生まれつきもっているらしく、成人前後に発症してすぐ亡くなってしまう病気。【急性リンパ性白血病】だった。これを前から気づくのは難しいらしく、ひろの宿命だったとしか言えない。

家に着いて孤独に耐えきれなくなって仲が良い友達手当たり次第に連絡をとっていた。

〜4月2日夜8時10分〜

リビングに1人でいたいた私は「ゔう-」という声が聞こえた。

私は嫌な予感がした…。

ウィルコムが鳴った。



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