お兄ちゃんの嘘。 ?

管理人  2006-01-20投稿
閲覧数[7050] 良い投票[0] 悪い投票[0]

17の時、兄に一度だけ手を上げられた事がある。
クラスの男の子が贈ってくれたプレゼントを換金したからだ。
「意外と良い値段で売れたよ!このお金で美味しい物でも食べようよ!」
と言った瞬間、兄から平手を受けた。
どんなに辛い事があっても何時も笑顔の兄が本気で怒っていた。痛みよりも、恐怖と疑問の方が大きかった。
「これを贈った人は、どんな気持ちでお前に贈ったと思う?○○に喜んで貰えると思って贈ったんじゃないのか?それなのに、お前はその人の想いを踏み躙るような事をしたんだぞ!」
なんて馬鹿な事をしたんだろうと思った。
兄に嫌われたとも思ったし、もしかしたら私は捨てられるのだろうかと思った。
急に怖くなって来て泣きながら必死に謝っていたら、優しく抱きしめて「痛かったろ?ゴメンな」と謝って頬を冷やしてもらった。
安心したら途端、頬が滅茶苦茶痛くなった。冗談で済む程度の報復を考えたりした。
しかも、なんだかんだで、そのお金でちょっと贅沢をしたのも今は良い思い出。

※2ちゃんねるより



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 管理人 」さんの小説

もっと見る

管理人用の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ