『あるカップル、、?』
霊感はない方だが嫌なオーラがドアから流れでてくるのがわかった、奏でる隙間風は聞きようによって悲鳴にも聞こえてくる、、。寒気を通り越し既に寒い!! 「じゃあ、ここみたら帰ろっか、、」
なぜこのまま去れないのか?もう隠せない程泣きじゃくり、半場やけくそで僕はドアを開ける!!
手術台を始めてみた、、各場に佇む機材はホコリを被り沈黙を守る。
床にはわざとらしくメスやらハサミに似た器具が散らばり、窓から溢れる月の光を上手い具合に反射させている。
いつの間にか彼女は僕の横におり、同じ光景を眺めていた、、。
そして彼女の悲鳴が病院内を駆け巡った、、
その後、、駆け出す彼女に置いていかれ、動くことを忘れた僕と人間だった物が残された。
手術台の上には上半身だけの女の子が横だわっていた、、、
可愛い顔してるな、、これが最後のせりふとなった、、。
、、怖い!!何あれ!?ヒロシは追い掛けてきてるかな?
私は走りながら来た道を戻る、途中コタツに足をとられ転倒するもこの恐怖の前ではかすれる。
来なきゃよかったと反省するも後の祭、、とにかく車を目標に走り続けた!
入り口が見えたところで声らしきものが響きわたる、、ヒロシ!?
しかし一人の声ではない、複数いることが判断できた。
他にも人が?そんなはずはないと疑問残るなか、また足の先から恐怖が遡ってきた。
なんとか病院を抜け出し草を掻きわけ走る、さっきまで明るく照らしてくれた月は雲にくるめられ辺りは闇と化していた。
ふと、足音が近付いてくる、、振り向くが暗いため良く見えない。
が、確かに段々こちらへと向かってくる。
ヒロシも戻ってこれたんだ。安堵の溜め息をつき手を降った。
「こっちだょ〜!!おーい!!」
遠くの方から月明かりがのびてくる、ドス黒かった雲も綺麗に写り空を月に譲っていた。
車の前、肩で息をしヒロシを待つ、、足音が目の前までたどり着き他人であることに私は発狂する、、。
そこには女の子の下半身だけがあった、、。