美紀が帰ってきたのだ。
どうしたのかと聞くとあの男とは別れたらしい。
内心うれしかったが、顔には出さなかった。
俺はすごく複雑な気持ちに・・・。
許していいのか、突き放して追い出したほうがいいのか。
美紀が荷物をここに置きっぱなしにしていたのは、自分でもすぐ別れる予感がしていたのだろうか。
結局、美紀を忘れられなかった俺は美紀が家に戻ることを拒むことなく、歓迎した。
あんなにひどい仕打ちをされても許してしまう。
悲しい性だ。
美紀が帰ってきてから、俺達は二人でよく歌舞伎町に飲み歩くようになった。
俺の稼ぎがいいので、美紀は仕事をやめて学校へ行きたいと言い出した。
それまで自分で働いて貯めたお金で、美容師の学校へ行くと言うのだ。
反対する理由もないので、そのまま美紀は学校へ行きだした。
俺は車で毎日送迎をした。
仕事まで間に時間の余裕もあったからだ。
朝まで俺は仕事をして、美紀を学校に送ってから俺は寝る。
昼夜逆の生活になっていた。
仕事は楽だった。
稼ぎもいいし、そんな生活に慣れあっていた。
美紀とは全く逆の生活になっていたが、俺が仕事から帰り、美紀をセックスで起こす。
美紀は毎朝セックスしてから学校へ行くという生活へ変わっていった。
そんな毎日するなんて生活も何ヶ月も続くことはなかった。
美紀も学校での授業や宿題で疲れている日は拒まれることもある。
最近俺は考える。
同じような行為ではやはりあきられてしまうのではないのだろうか?
マンネリ化を防ぐ為にいろんな雑誌やビデオを見て研究するようにした。
そして美紀にためしてみる。
人が聞いたら馬鹿馬鹿しいような話だが、俺は真剣にセックスの奥深さを感じ探求していた。