オレの町には奇妙な塔がある。高さは回りの山をゆうに超える真っ赤な塔だ。
いままでその塔に入ろうとしたやつをオレは何人も見てきた。しかし、誰ひとりとして入ってものはいない。何故なら塔の回りには屈強な警備員が十分過ぎるほどいるからだ。その塔に行くまでにも試練がある、何十、何百という監視カメラがある。長々と説明したが、要するに侵入困難なのだ。
ある噂では政府がバックに付いているとある。しかし実際ところはわからない
昔この塔を批判していた人気コメンテーターがいたが批判した翌日からテレビから姿を消した…。
オレは塔の近くの町に住むカルス・ラムセス・テイク16歳だ。いままでなんにも興味を持ったことのないオレが初めて興味を持った。それがあの塔、そう、
「ケンレンスタワー」だ
名前の由来はわからないが昔からそう言われている。親父に聞いてもじいちゃんに聞いても昔からあったと言っている。
オレは今、タワーに入ろうと、計画を立てている。
しかし、どうシュミレーションしても塔に行く前に捕まってしまう。さすがのオレも一人では無理だと思い、学校の仲間達を誘った、デクの棒を連れてっても意味がない。オレは実力派を連れていくことにした。
一人は格闘技で有段者の通称ラスタ
もう一人は射的の名手サンそして、短距離走の世界3位のヒノト
このメンバーで行くことにした……
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