GAME 4

るぅ  2007-01-26投稿
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どっちが年上なんだか……。

だめだ。ちゃんと年上の威厳を保たなきゃっ!

「まさか。教師として言ってるの。早めに帰りなさいよ。」

顔を背けると、シンのため息が聞こえた。

「余計なお世話だし…。」

あ――なんか嫌な空気になっちゃった。

気まずい。

長くて短い沈黙のあと―――\r



「夜電話する。」


短い一言を残して、シンは出ていった。


振り向きも立ち止まりもしないのね。

「何でこんなことになったのかな。」

最初はあっちからだったのに、今は完全に逆転してる。

なんていうか――ドライな感じ。

束縛とか嫉妬とかまったくされないし。

そういえば、今まで一度も好きって言われたことないし。

迫られてた時だって、ただ強引に俺の女になれ〜的だったし。


「ハァ……。」


深く嘆息してから、私は携帯を手に取った。

とりあえず、今日過ごす相手を見つけないと。


アカネエミコカナエナツ〜
連なる女友達のなか、一つの名前で指が止まる。

たまにはいいかも。最近全然会ってないし。


ピッ

トゥルルルル


短い呼び出し音のあと、聞き慣れた低い声が耳に響いた。



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