私は、直接家に帰らず幼なじみの小井川暁(おいかわあきら)の家に行った。
私の家の隣だけど…
「聞いて〜!バイト受かったよ!」
「マジで!?やったじゃん!」
暁は、生まれた時から一緒にいるから、兄弟がいない私にとって弟のような存在だ。
暁の前では、《女の子》は必要ない。物凄い安心できる!
「仁美がバイトすんなら、俺もしよ〜かな!」
ベットに寝そべって、バスケットボールで遊んでいた暁が、急に言った。
「何言ってんの!?そんなんしたら、拓海が怒るよ?」
暁と近藤拓海(こんどうたくみ)は、中学の頃からコンビを組み二人ともこの辺の高校生だったら誰でも知ってる有名なバスケ部のエースだ!
高校二年生ながら、ぅちの学校のバスケ部にかかせない存在だ。私は、自分のやりたいことをやって頑張っている暁を、自慢の弟のょ〜に思っていた。
そんな暁を見て、私も何かやらなきゃって思ってバイトすることにしたのだ。
「だょな!まっ、バイトなんてやる気ないけどね!」
そぅ言いながら、暁は私の隣に座った。そのまま2時間ぐらい、今日ぁったことを話した。この時間が私は大好き!