GAME 6

るぅ  2007-01-27投稿
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4〜5人の若者の中に光を放つ一人の男。

「シン………。」

紛れもなくシン本人だ。周りも見慣れた顔ばかり。

思わず凝視してしまう。

大声で騒ぐ彼らの声はこちらにまではっきり聞こえてきた。

「これからどうする?」
「公園?」
「寒いよ〜誰かん家は?」
「っつーか俺帰ろっかなぁ。ねみぃし。」
「え〜っっ!?」

甲高い悲鳴。

露出度の高い私服を着た赤木さんが、シンの腕に絡みついた。
遠くから見るとほぼ抱きついてるみたい。

「やだやだシン帰っちゃやだぁ〜!!」

「ちょっ、うるせぇお前っ!」

笑いながら赤木さんの頭に手を置くシン。

胸が、痛い。

「帰らないで帰らないで帰らないで〜!!」
「わぁったから!」
「ほんと?シン大好き〜♪♪シンはぁ?」
「あぁ〜好き好き。」



今―――好きって言った―――?


「いちゃこぃてんじゃねぇよ。」
「ラブラブ〜♪」

はやしたてる周りに否定もしない。

「つかミノル遅くね?」

なんて言いながら突っ立ってる。
右腕にはまだ赤木さんがくっついていて―――\r


なにこれ。意味わかんない。好きとか、ラブラブとか。



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